頚椎症(正確には頚椎症性脊髄症、または、頚髄症)によると思われる、両手指先のしびれとこわばりが改善傾向にある症例を経験しましたので、報告させていただきます。
複数の県北の整形外科で「頚椎症」と診断され、手術も検討された。
県南の頚椎症の手術で有名な先生のところを受診したら、今のところ手術の必要はない、整骨院に通いなさい、と言われた、とのこと。
なんで整骨院なのか理解に苦しむが、案の定、何ら有効な施術はしてもらえなかったので、当院に来院。
鍼治療を施した。
その後、1週間くらいして再来院された際、「どうもしびれとこわばりが改善しているようだ」とのこと。
2診目も同様に施術、直後、調子いい、とのこと。
所見であった、ホフマン反射もマイナスになっていた。
鍼治療で解剖学的構造が改善するとは思えないが、首の上下左右前後のバランスを整えることによって、頚椎が良い状態になり、神経系、脳脊髄液の流れが改善して、症状が改善しているのでは?と、推測した。
まだ、今後の経過観察が必要だが、とりあえず、他の方法では改善しないのは間違いないので、今後も順調に改善してくれれば、と考えている。