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タグ 顔面神経麻痺

顔面神経麻痺の種類

OKはり灸マッサージでは、顔面神経麻痺の方にはり治療を行っています。

このページでは、顔面神経麻痺について解説しています。

治療について詳しくはこちら→顔面神経麻痺のタイプ

 

顔面神経麻痺のタイプ

顔面神経麻痺は、

  • 中枢性顔面神経麻痺
  • 末梢性顔面神経麻痺

に分類されます。

中枢性顔面神経麻痺は、脳卒中などの脳疾患で起こるものをいいます。

一般に、顔面神経麻痺と呼ばれるのは、末梢性顔面神経麻痺のことを指します。

 

顔面神経麻痺のタイプと原因

末梢性顔面神経麻痺の原因には様々なものがあります。
主なものは以下の2つです。

ベル麻痺
一番多いのは、原因不明に突然起こる「ベル麻痺」と呼ばれるもので、 60~70%を占めます。

ハント症候群
次に多いのが、「ハント症候群」と呼ばれるもので10~15%を占めます。 原因は、体内に潜伏していた水疱瘡や帯状疱疹を起こすウイルスが 肉体的疲労、風邪、冷たい風に当たる、歯の処置、妊娠・出産などの誘因により 再活性化することで起きます。

この2つが多くを占めます。

その他に、

  • 中耳炎
  • 顔面神経や耳下腺などの腫瘍
  • 側頭骨骨折や顔面の外傷

などにより、末梢性顔面神経麻痺は起こります。

 

顔面神経麻痺のタイプの判別

思い当たる原因がなく突然起こるのは、 先の「ベル麻痺」か「ハント症候群」のどちらかである可能性が高いです。

「ハント症候群」の場合、顔面神経麻痺の他に、 耳に帯状疱疹が出る、耳鳴り・難聴・めまいが起きる、などの症状が起きますが、 これらの症状が起きない「ハント症候群」もあるので 「ベル麻痺」との区別がつかない場合もあります。

また、近年、一番多い原因不明に突然起こる「ベル麻痺」も、 「ハント症候群」同様、種類は異なりますが、 同じヘルペスウイルスである「単純ヘルペス1型」の再活性化により、 顔面神経にウイルス性の炎症が起こって発生することが多いということが明らかになってきました。

「ベル麻痺」と「ハント症候群」では治りやすさが異なり、「ハント症候群」の方が重症度が高く「ベル麻痺」の方が治りやすいです。

そもそも「ベル麻痺」の70%は、なんの治療もしなくても自然に治ります。

一方、「ハント症候群」の治癒率は自然経過で30%、 治療を行っても70%と言われています。

一般の医療機関での治療は、「ベル麻痺」「ハント症候群」ともに ヘルペスウイルスが原因と考えられているため、 「抗ウイルス薬」と「ステロイド」で神経の障害を最低限で食い止めようとします。

ただし、「抗ウイルス薬」は、発症後3日以内に治療を開始しないと効き目は薄いです。発症4日以降では、すでに増殖したウイルスをやっつける効果は期待できないからです。

「ステロイド」も発症2週以降の効果は明らかではありません。

その他、障害された顔面神経の血流をよくする目的で 「星状神経節ブロック」という首の前側にする注射を行う場合もあります。

後は、ビタミン剤や循環改善薬が投与されることが多いですが、 その有効性は決して高いとは言えません。

 

もしも顔面神経麻痺になってしまったら

以上の事実から、もし顔面神経麻痺を発症した場合は、 まずはこの病気に詳しい医療機関を受診し、 原因を検査し、先の「ベル麻痺」または「ハント症候群」と診断された場合、 3日以内できるだけ早期に「ステロイド」と「抗ウイルス薬」を服用する治療を まずは行うことが必要です。

特に「ベル麻痺」の場合、この治療で95%以上の効果が得られます。 つまり、顔面神経麻痺を発症した場合は、まずは専門の医療機関を受診することが大切です。

その上で、さらに治癒率を上げるために鍼灸治療を是非ご利用ください。

医療機関だけの治療よりも、改善率が上がります。

さらに、顔面神経麻痺の「後遺症」を予防する効果もあります。

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