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タグ 四十肩・五十肩

五十肩・四十肩治療

四十肩・五十肩をはじめ、肩の痛みに幅広く対応します

OKはり灸マッサージでは、「肩が痛くて腕が上がらない」や「肩の痛み」の施術に力を入れており、ご来院も、とても多い症状です。

厳密な意味での四十肩・五十肩の方もいますが、そうでない方もいます。

当院では、診断名に関わらず、急性期から慢性期まで、幅広い肩の痛みに対応しています。

(医療機関の受診を優先すべき骨折などの症状はのぞきます)

肩や腕の痛みは、痛みの苦痛に加え、動きに制限が出ててくるのもやっかいなところです。

また、痛みが長引けば長引くほど、

  • 慢性化しやすい
  • 痛みがおさまった後も、腕の可動域が悪くなる

というようなことがおこりがちです。

他の医療機関に行ったけど肩の痛みが治まらないという方も、慢性化するまで放っておかずに、ぜひご利用ください。

四十肩・五十肩の治療は「鍼」が基本

当院では、肩の痛みに効果の高い鍼灸治療をベースとしています。

痛みを感じにくい細い鍼を使うことが多いですが、必要と判断した時は、深めの鍼や、関節運動学に基づいた整体関節モビリゼーションなども併用する場合があります。

施術の際には肩を出していただきます。

女性の方は、服の下にキャミソールやタンクトップなど袖なしの服を着て来ていただけますと、施術しやすいです。

 

施術前にお体のバランスの検査を行います

初診時には、

  • お体がどのようなバランスか?
  • 腕などの可動域はどうなっているか?

など、詳しく検査をしています。

治療は、鍼を使って全身のバランスを整え、症状がそれだけでは取り切れない場合は、肩そのものに鍼灸をしたり、必要に応じて、整体の手技を加えた治療をおこないます。

なぜ、肩以外の部分にも施術を行うのか不思議に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、肩は腕や首や胴体とつながっており、全身の連動性のバランス整えると、 自然に身体全体の各関節はゆるんでいき、肩の症状も楽になるからです。

施術前の検査とは?

はり灸コース・整体コースは、体のゆがみに着目して、全身バランスを整えることにより治療効果をあげる施術を行っています。

施術前の検査では、

  • 姿勢
  • 体(関節・筋肉)の動き方
  • お体のゆがみ
  • 全身バランス

など、からだ全体がどのような状態なのか確認します。検査は、服を着たまま行います。

詳しくは、こちら
→整体・はり灸の初診時の「体の検査」とは何ですか?

肩だけに施術するよりも効果的な全身の連動を意識した治療

治療効果を高めるため、まずは、腕や足などに、細い鍼を浅く刺す方法で、体のバランスを整えていきます。

チクチクするような感覚はあるかもしれませんが、それほど痛くない刺激です。

ただ、症状や体質によっては、深めに刺す鍼の方がよい場合もありますので、その時々によって、浅い鍼・刺さない鍼・深い鍼を使い分けています。

刺激の強い鍼をする時は、あらかじめそのことをお伝えしてから刺しています。

深く刺す鍼が苦手な方に、無理やり刺すようなことはありません。

痛みに弱い、深く刺すのが怖いという方は、遠慮なくおっしゃってください。

もちろん、肩そのものにも施術しますが、肩の不具合だけでなく、体のゆがみを整えると、全身の関節が緩んで、肩も楽になります。

そして、肩だけに施術するよりも、症状の改善に効果的です。

人によっては、全身の調整をするだけで、肩の症状がおさまることもあります。

全身調整だけでよくなる人、肩そのものにアプローチが必要な人、症状により、色々なケースがあります。

OKはり灸マッサージでは、肩が痛い人だったら誰にでも同じ治療を行うのではなく、その方の症状に合った方法で、より良くなる方法で施術していきます。

全身の連動の調整とは?

OKはり灸マッサージでは、肩の治療の際、お体の各部位がスムーズに不具合なく連動しているかを確認し、調整する施術をしています。

  • 骨盤―腰椎―股関節の連動
  • 胸椎―肩甲骨―肋骨―鎖骨―頸椎―頭蓋骨の連動
  • 足関節―足指関節―までの連動
  • 肘―手関節―手指関節までの連動

以上の連動が、スムーズに動いているか、制限があるかなど、細かく確認しながら診ています。

鍼灸での調整をベースに、補助的に整体で調整することもあります。

整体は、手で押さえる、あるいは、動かしながらバランスを整えていくという手技になります。強い力を加えないソフトな手技で、筋肉と骨格バランスの調整させる整体です。

※はり灸コースで、補助的に整体を行ったからと言って、料金が倍になることはありません。

(参考記事:はり灸だけで体のゆがみが改善するの?)

肩にダイレクトにアプローチする局所治療もします

肩の可動性が悪い状態がある程度続いた方は、 肩の関節に拘縮(「こうしゅく」関節が硬くなってしまうこと)が入っている場合がよくあります。

拘縮があると、全身調整だけでは完全に症状が改善しきらないケースがよくあります。

その場合は、症状が出ているポイントそのものを治療する局所治療で、拘縮をゆるめていきます。

全身バランスを整えた後に、必要と判断した場合、関節モビリゼーションや鍼を使った局所治療で、肩への施術を行います。

肩への関節モビリゼーション

手技(手で押さえるなどして筋肉と骨格バランスを調整すること)で関節を緩めて、 可動性をつけていく関節モビリゼーションを行います。

肩への鍼治療

拘縮の原因となっている関節周囲の組織を狙って、をします。

具体的には、烏口上腕靭帯・肩関節包など、かなり深部にもアプローチします。

烏口上腕靭帯

必然的に深い鍼になりますが、どこをどうやって、どこまで刺せば良いかは熟知しています。

的確に、安全に施術しますので、ご安心ください。

ただ、鍼を深く刺すため、ある程度の刺激感が生じます。

痛みに弱いという方に無理やり深く刺すことはありませんので、遠慮なくおっしゃってください。

肩が痛くて腕が上がらなくなるのはなぜ?

肩関節は筋肉の影響が大きい関節

肩関節は、運動機能的に人体の関節の中で、筋肉の影響が最も大きい関節と考えられており、「筋肉の海に浮かぶ関節」とも言われています。 また、肩関節は人の体の中で、最大の可動域を誇っています。

肩関節周囲の数多い筋肉の絶妙なバランスによって、可動性(モビリティ)と安定性(スタビリティ)が保たれているうちは良いのですが、 この絶妙なバランスが崩れると、肩関節の痛みや運動制限が現れてきます。

可動性(モビリティ)と安定性(スタビリティ)のバランスが崩れる最大の原因は、 肩関節周囲のアウターマッスル(外側の筋肉)と、インナーマッスル(内側の筋肉)のアンバランスです。

肩のインナーマッスルとアウターマッスルのバランスが崩れて、可動性と安定性に不具合が起こる

 

肩が痛くて腕が上がらないメカニズム

肩関節周囲の筋肉の絶妙なバランスが崩れる

腕が上がるために本来必要な関節内の空間が狭くなる

腕の骨と肩甲骨の骨同士の衝突が起こる

腕が痛くて上がらないという症状が現れる

 

肩が痛くて腕が上がらないという症状は五十肩・四十肩以外にも

肩が痛くて腕が上がらない状態を、通称「五十肩」や「四十肩」と言います。

「五十肩」や「四十肩」は、一般的に、発症した人の年齢に近い方を使っているようで、症状自体に違いはありません。

しかし、一般的な意味での「五十肩・四十肩」と、厳密な意味での「五十肩・四十肩」は、少し違いがあります。

肩が痛くて腕が上がらないという症状は、整形外科的には、いろいろと細かく分類されています。

例えば、

  • 肩峰下滑液包炎
  • 腱板炎
  • 烏口突起炎
  • 石灰沈着性腱板炎
  • 上腕二頭筋長頭腱炎
  • 腱板疎部損傷

などです。

その細かい分類のどれにも当てはまらず、原因がよくわからないものの中で、次のような症状を起こすものを、厳密な意味で「いわゆる五十肩(肩関節周囲炎)」と言います。

【五十肩(肩関節周囲炎)の症状の出かた】

  1. 肩関節の痛み
  2. 可動の域の制限
  3. 拘縮(関節自体が固まってしまうこと)

五十肩(肩関節周囲炎)は、肩の関節痛にはじまって、可動域の制限が出て、最終的には関節が固まってしまいます。

急性期は動かすと痛みが強くなりますので、なるべく動かさないで過ごし、痛みを治療で和らげることが大切です。

痛み止めが効くようなら、痛み止めを使うのも効果的です。

痛みが強い状態が続くということは、炎症が起きている状態が続くということで、急性期の炎症が強いほど、拘縮が激しくなります。

急性期にしっかり治療をすれば、肩関節が固まってしまうのを最小限にとどめることができます。

急性期が過ぎて、可動域の制限がおこったり、動かすと痛い段階の場合は、痛みをやわらげつつ、可動域を広げる施術をいたします。

拘縮をおこしてしまっている場合は、拘縮を和らげる施術をいたします。

OKはり灸マッサージの五十肩・四十肩の症例

OKはり灸マッサージにご来院いただいた、五十肩・四十肩の治療の症例の一部をご紹介します。

五十肩・四十肩 津山市 50代女性

症状

3ヶ月前より、肩が痛くて腕が上がらなく、手もしびれる。
整形外科では、石灰沈着性腱板炎と胸郭出口症候群と診断されている。

治療・経過

鍼灸治療を1~2週間に1回のペースで継続し、3ヶ月ほどで痛み・しびれ・可動域制限が改善した。

五十肩・四十肩 津山市 50代女性

症状

2ヶ月ほど前より、肩から腕が痛くて腕が上がらない。
寝ていても、痛くて目が覚める。
他の鍼灸院で治療するも、改善しないため、当院に来院された。

治療・経過

週1~2回のペースで1ヶ月ほど鍼灸治療を実施し、ほぼ痛みと可動域制限が改善した。

五十肩・四十肩 真庭市 40代女性

症状

2ヶ月くらい前から、肩から腕にかけて痛み、腕が上がらない。

治療・経過

鍼灸治療を週一回のペースで継続したところ、痛みはほどなくおさまった。
可動域制限は、3ヶ月ほどでかかって良くなった。

五十肩・四十肩 美作市 40代女性

症状

10ヶ月ほど前より、肩が痛くて腕が上がらない。

治療・経過

2週間に一回のペースで、鍼灸治療を継続し、痛み・可動域制限ともに改善された。

五十肩・四十肩 津山市 40代男性

症状

2ヶ月ほど前から、肩が痛くて腕が上がらない。
悪化してきたとのことで、来院された。

治療・経過

週一回のペースで鍼治療を行うと、痛みはすぐに良くなった。
可動域制限は少しずつ改善し、2ヶ月ほど鍼灸治療を継続し、良くなったので治療終了。

五十肩・四十肩 津山市 60代女性

症状

2ヶ月くらい前から、肩から腕にかけて痛む。

治療・経過

鍼灸治療5回くらい実施すると、痛みはほとんどなくなった。

五十肩・四十肩 津山市 70代女性

症状

1年前から、肩が痛く腕が上がらない。

治療・経過

当院で、施術前の検査をしたところ、腱板断裂の可能性があることをお伝えしたが、手術するつもりはないとのことで、治療を継続。
週2回のペースで2ヶ月ほど、針治療をすると、9割がた改善し、生活に支障がなくなったので、治療中終了となった。

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