昨日8月27日(日)は、立て続けに3人同じ症状が続くという珍しいことが起こりました。
3人とも、右仙腸関節由来と思われる右臀部~下肢痛でした。
しかもちょっと頑固で治りが通常に比べ悪い。
その施術中に発見した、3人に共通している身体的特徴がありましたのでご報告させていただきます。
腰痛、腰下肢痛を訴える人に共通している所見
まず、うつ伏せでかかとをおしりにつける検査で、非常に柔軟性に欠けるという点。
これについては、腰痛、腰下肢痛を訴える人に共通している所見だとは以前より気付いていました。
この現象は、大腿四頭筋タイトというよりも、骨盤後傾姿勢が慢性化し、仙骨に対する左右寛骨のAS方向けの可動性が悪くなっているのと、腰椎前弯喪失と連動する仙骨のうなづき運動の悪さが原因と考えられます。
そして新たに気付いたのが、3人とも足趾第二、第三中束骨の間隔が狭い、ということです(鍼が刺入できない)。
これは、これまた別の頑固な片側腰臀部痛を患っている人でそうだなとは感じていたことですが、この3人ともに共通していたことで、必ず症状と関係があると確信いたしました。
細かい分析はこれからですが、とにかく仙腸関節由来と思われる片側臀部~下肢痛と足部が連動して病症を呈している、ということは言えそうです。
不妊症の人に人に共通している所見
これも臨床で発見したことですが、不妊症の方は何故か体幹のねじり可動性が極端に悪い人が多い、ということです。
こういった発見は、逆に治療のヒントになりえますので、この発見を無駄にしないようにこれらの現象を分析して治療成績向上にいかしたいと考えています。