鍼灸

大腰筋刺鍼

OKはり灸マッサージでは、鍼治療を施術する際、患者様の、体質、症状、部位、などに合わせ、接触鍼(刺さない鍼)、ごく浅く刺す鍼、から、比較的体の深部にまで刺す鍼、と、臨機応変に、刺激量、刺激方法を絶妙にコントロールしています。

鍼治療が初めての方、刺激に敏感な方、自律神経機能が不安定な方、などは、接触鍼やごく浅く刺す鍼が向いていますし、それで十分に効果が出る場合が多いです。

が、深部組織を狙って、ある程度まで深く刺す鍼をした方が、明らかに治療効果が高い場合もあります。

そんな場合は、患者様に一言おことわりして、了承を得た場合にのみ、深いはりをさせていただきます。

深い鍼をした方が明らかに治療効果が高い症状の代表的なものが「腰痛」です。

もちろん腰痛でも、接触鍼やごく浅い鍼の方が効果的な場合もありますし、あえて深い鍼をする必要のない場合も多くあります。

ですが、多くの腰痛に「大腰筋(だいようきん)」が関わっていますが、この大腰筋は非常に体の深部にあり、徒手ではなかなか効果的な治療とならない場合も、この大腰筋を直接狙ってはりをすると、神経ー筋が促通されて、腰痛症状が劇的に改善するケースが多くあります。

大腰筋は、12番目の胸椎と5つの全ての腰椎から体の奥を骨盤を経由して股関節(正確には、大腿骨小転子)に伸びる、いわば、人間の屋台骨を支える超重要な「インナーマッスル」です。

この筋肉の機能が弱いと腰痛を発症しやすいことは証明されています。

腰椎、骨盤、股関節、という、体の要を支える筋肉ですので、当然といえます。

この筋を狙ってはりを直接する場合、背中側から6センチの長さの鍼を前方へ刺入します。

私(院長)は、この刺鍼法は、非常に訓練を積みましたので、即座に安全に目的の大腰筋にはりを当てることができます。

鍼先の感覚で当たっていることがわかります。

大腰筋に鍼先が当たる、または、刺入されると、大腰筋の支え力が増します(理学療法的表現では、神経ー筋機能を促通(そくつう)する」といいます。

それによって、腰痛が、即座に軽減するのです。

大腰筋は、股関節の屈曲運動の最重要筋でもあるため、「下肢があげにくい」という方にも、非常に効果が高いです。

この治療を機に、それまで長年靴下をはく時に体幹部をかがめなければはけなかったのが、股関節を屈曲させて下肢をあげることができるようになり、その結果、立ったまま靴下をはけるようになった方もおられます。

その他、骨盤の仙腸関節と大腰筋とセットで「坐骨神経痛」のような下肢に続く痛み症状をだしている場合もありますし、近接する自律神経に影響を与え、下痢、便秘、腰下肢の冷え症状、など、様々な骨盤内の内科的症状にも大きく関わっている場合もあります。

様々なところで腰痛治療を受けたがなかなか良くならないといった方は、一度この「大腰筋刺鍼」をお試しされてもいいかもしれません。

はっきり言って、腰痛症状で、ある程度の期間、定期的にOKに通われている方で、良くなっていない方は一人もおられません。

「腰痛治療に自信あり」

その秘訣の一つが、「大腰筋刺鍼」なのです。

岡山県津山市下高倉西824

0868-29-3909

 

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  • この記事を書いた人

院長 大門信一郎

OKはり灸マッサージ院長。 はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師の国家資格有。 体のゆがみと自律神経を整える鍼灸師。 鍼灸治療の他、痛くない整体や、心地よい力加減のマッサージも好評です。 なかなか良くならない症状にお悩みの方の力になれれば幸いです。 【OKはり灸マッサージ公式サイト】 岡山県津山市下高倉西824 TEL.0868-29-3909 休業日◇月・金・祝日

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