私(院長)は、主に理学療法を参考にしたバイオメカニクスをよりどころとした鍼灸施術をしてきました。
「ツボ」というより効果的な「ポイント」という意識で施術ポイントを決定していました。
この方法はかなり有効で、数々の様々な症状の改善をみせてきました。
が、ここ最近、あえて鍼灸医学の原点である、「経絡」「経穴(ツボ)」を意識した施術を試していますが、これが先の施術以上に効果があることがわかると同時に、やはり経絡・経穴は存在する(解剖学的に、という意味ではないです)と再認識し、急速に鍼灸医学への興味が再燃しています。
もちろん、今までのバイオメカニクスをよりどころとした鍼灸施術をやめるわけではないし、整体と融合させた「総合格闘技的鍼灸治療」であることに変わりありません。
というよりも、古来より引き継がれている鍼灸医学に、バイオメカニクスも整体的視点も全て含まれていることに気付いたのです。
ですので、整体的視点であろうが、理学療法のバイオメカニクス的視点であろうが、経絡・経穴だけを使う施術で成立するのです。
いよいよ古典の勉強を開始します。
最初からどっぷり古典による鍼灸医学を実践するよりも、整体、理学療法、など、様々な領域を経由したからこそ鍼灸医学の凄さが身体で理解できるようになったので、遠回りのようではありますが、これで良かった、と思っています。
なぜなら、この鍼灸医学の実践には、並外れた触診力が必要で、それを整体、理学療法的治療の実践でずっと磨いてこれたからです。
春を迎え、OKはり灸マッサージは更なる飛躍をします。
これまで治せなかったものも治せるようになるでしょう。
そんなOKはり灸マッサージにご期待ください。