関節リウマチとは
関節リウマチは、自分を守るために体に備わっている免疫細胞が、自分で自分の体の成分を攻撃したり、排除するようになる自己免疫疾患です。
昔は関節リウマチというと、効果的な治療法がない病気でしたが、近年、薬の著しい進歩と共に、検査方法においても早い段階での診断が可能になってきて、関節リウマチの医療は劇的に変化しました。
良い経過をたどるには、早期発見が非常に重要ですので、関節リウマチの早期の症状である、関節の「はれ」や「こわばり」が1週間以上続いた場合は、まずは、お早目にリウマチ専門医への受診することをお勧めします。
関節リウマチと鍼灸治療
鍼灸治療は、関節リウマチの進行を抑制するという点では、現在の薬物療法以上の効果をあげることは困難です。
しかし、痛みの緩和、消炎、関節可動域の維持・改善という点においては、鍼灸治療は有効です。
また、免疫機能は自律神経機能と連動していることがわかっています。
鍼灸治療は、自律神経の調整という点で優れた効果がありますので、免疫機能異常を是正させる効果も期待できます。
はり灸をすることで、関節リウマチの痛みをやわらげ、関節の動きをサポートし、また体全体の機能を向上させて、日常の生活を過ごしやすくすることができます。